今日の大曲~西山定観

建築家ブルーノ・タウトが「これほど美しい絵をまだ見たことがない」と愛でた町

令和3年7月19日(月)

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 少しずつ日が短くなってきましたが、夕方の西山も趣があります。今日もうだるような暑さでした。眼科の術前検査は、いろいろな検査があり、11時ころまでかかりました。今日は恥を忍んで我が子の話をしたいと思います。長男が生まれたときは、嬉しくて涙が止まりませんでした。小さい頃から優しくて、可愛い男の子でした。少し控えめでシャイなところもありました。幼稚園の頃の話ですが、教育実習の若い女の先生が、PTA参観の場で実習することになったのですが、初めてのことで緊張してしまい、開始早々固まって話しできなくなってしまいました。ベテランの先生が救いの手を差し伸べようとした瞬間、うちの息子が席を立ってちょこちょこと前に行って、呆然と立っている先生に、ちょっとしゃがんでというように手で合図しました。しゃがんだ先生の耳元で何かつぶやいた息子が、先生のほっぺに「チュッ」とキスしました。そして何もなかったような顔をして、スコスコ席に戻りました。若い先生は我に返ったようで、実習を無事に再開することが出来ました。隣を見ると、女房や仲のいいお母さんたちが、涙を流していました。後で息子に先生に「なんて言ったの?」と聞いたら、「大丈夫!ガンバって」と言っただけだよ、とケロッとしていました。チック気味で神経質な、ひ弱だと思っていた我が子が、大好きな先生のために、何とかしなきゃと思って取った勇気ある行動に大賞賛の一日でした。そして、優しく逞しく成長してくれた息子が、我が子に生まれてくれた事に大感謝の出来事でした。